目次
セラミックはなぜ高い?

歯のつめ物やかぶせ物が必要なとき、セラミックと聞くと高価な贅沢品といったイメージを持たれる方が多いと思います。歯のつめ物やかぶせ物にも幾つか種類があるなか、どうしてセラミックの値段は高いのでしょうか。このページでは、その理由について分かりやすく解説していきたいと思います。
理由1 保険が効かないため
高価だと感じる一番の理由として、セラミックが保険の効かない自由診療だからという点が挙げられます。例えば、健康保険の適用であれば、自己負担は3割(※負担割合による)で済むため安価に感じるが、自由診療の場合は全額自己負担しなければならないため、費用も高額となるのです。
また、自由診療の場合は、歯科医院ごとに自由に金額を設定できるので、保険適用の治療のように一律ではないのはそのためです。
理由2 手間がかかっているため
セラミックのつめ物やかぶせ物を作っていく際、加工して歯の形にしたり、ご自身の歯の色と合うように一つ一つオーダーメイドで作ったりと、手間と工程がかかる分、コストが高くなります。
また、セラミックを専門にされている技工士さんに依頼し、質の高い技工物が出来上がってくる分、技術料も高くなることが理由としてあります。
理由3 素材・材料代が高いため
そもそも、セラミック自体の素材が高いのと、より精度の高いものにすべく、保険診療では使用しない型取りの材料や接着剤を使用するため、コストが高くなってしまう傾向にあるためです。
セラミックの種類によって値段が
違うのはなぜ?

セラミックのつめ物やかぶせ物には幾つかの種類があり、種類ごとによって値段も変わります。
素材や材料代や工程の違いがその理由として挙げられます。
セラミックの中でも審美性や機能性が高いものがやはり高額となる傾向があります。
但し、安いものがダメで高ければいいというものではなく、ご自身の歯にあう素材のセラミックを選択することが何より一番大事です。
メリット・デメリットを理解した上で担当の先生とよく相談して選ぶと良いでしょう。
セラミックの値段を抑えるために
できること

セラミックは保険が効かず、自由診療となり、ある程度は相場が決まっているため、極端に安くなることはまずないでしょう。
しかし、少しでもセラミックにかかる費用を抑える工夫はできます。それが医療費控除制度です。
医療費控除制度とは、1年間に自分や家族が医療費を合計10万円以上支払った場合に、確定申告を手続きをすると、税金分が還付される制度です。
医療費控除の申請によってお金が少し戻ってくることで、直接費用が安くなるわけではないですが、トータルの費用を抑えることができます。
それでもセラミックが選ばれる理由

保険診療と比べた時、費用面での差があるにもかかわらず、近年ではセラミック治療を選ばれる患者様がとても増えてきています。
選ばれる理由として、
・見た目を綺麗にできる
・虫歯になりづらい
・劣化しにくい
・身体に優しい etc・・・
こちらに当てはまる方、もしかすると歯周病かもしれません。
セラミックでしか得ることのできないメリットが多くあります。
相応の高い価値と満足度を患者様に与えることができるからこそ、セラミック治療が選ばれるんですね。
まとめ

保険診療と比べた時にセラミックの値段がなぜ高いのかお分かりいただけたでしょうか。
セラミックは自由診療のため、高額ではありますが、セラミックでしか得られない利点が多く存在します。
但し、このページでは詳しくは記載していませんが、セラミックも決して万能ではないんです。
大切なのは、お口の中に入るものが、どんな素材でどんなメリット・デメリットがあるのか、ご自身が把握して納得の上治療を受けることだと思います。
ご不明な点やお聞きしたいことがありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。