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入れ歯が上手な歯医者さんの見分け方って?
入れ歯は”入れ歯が得意分野です”と積極的に
うたってる歯科医院で作ってもらうべきで
すか。
HPの診療分野に”入れ歯”の文字がない医院は、避けた方がいいですか。
入れ歯が得意ではない歯科医院とそうでない歯科医院の見分け方や、ここは避けた方が良い歯科医院の特徴などあれば教えていただきたいです。
入れ歯が上手な歯医者さんの特徴
コンビニより多いと言われている歯医者さん。皆さんの住まいや職場の周りにも必ずといっていいほどあるのではないでしょうか。地域によっては、歯科医院が密集している場合もありますね。それゆえ、歯科医院選びは本当に難しいですよね。。
そして、入れ歯を使用されている方の多くが、痛い・外れる・よく噛めないという悩みを抱えています。そうした悩みから解消されるためにも、入れ歯が得意な歯医者さんに診てもらいたい!!
では、その数ある中でも入れ歯が上手な歯医者さんとして選ばれる医院はどういう特徴があるのでしょうか。以下に考えられるポイントをいくつか挙げていきますね。
1. 事前に十分な説明をしてくれる
治療を行う前に何の説明もなかったら当然心配になりますよね。
お口の中・お使いの入れ歯がどういう状態なのか、インプラント・ブリッジとの違い、今後どのような治療を行い、入れ歯の料金や期間はどのくらいかかるのかなど、患者さんが知りたいことはたくさんあります。
治療の手を止めて患者さまの希望をお伺いし、ご納得していただたうえで治療を開始してくれる歯医者さんは、患者さんにとっても安心感のある医院だと思います。
2. 入れ歯の選択肢が豊富
保険適応の入れ歯ですと、床はレジンというプラスチックの樹脂で、歯にかけるバネは金属と材料が決まっています。
一方、自費の入れ歯は、見た目に優れているもの・耐久性を向上させたもの・厚みを薄くしたものと、材料の自由度があります。
患者さまごとにお口の形が違うように、希望される入れ歯も一人ひとり違います。
患者さまの選択肢を増やしてあげることができる歯医者さんは、それだけ患者さまのニーズに応えることができるということなのでそこも見分ける際のポイントだと思います。
3. 学会・スタディーグループに所属
している
患者さんが治療を受けるにあたって最も期待するのが歯科医師の腕の良さになります。
しかし、何を持って腕がいいとするのかが曖昧なため、実際のところはなかなか判断が難しいです。
1つの判断基準として、補綴(ほてつ)と呼ばれる入れ歯をはじめとした失われた歯を補う治療の分野の専門医を取得されている先生、学会・スタディーグループに所属している先生というのは、入れ歯に対する技術やこだわりがある方が多いです。
患者さまごとにお口の形が違うように、希望される入れ歯も一人ひとり違います。
判断要素の1つとして参考にしてみるのはいいと思います。
4. 定期検診・予防の大切さを伝えて
くれる
虫歯や歯周病は毎日の適切なセルフケアと歯医者さんでの定期検診により予防でき、再発を防げます。
入れ歯を使用している場合でも、残っている自身の歯がある箇所はしっかりとケアしないとダメになりやすく、すぐに入れ歯を作り直さないといけないこともあります。
また、入れ歯も使用しているうちに歯ぐきが痩せてきて合わなくなったり、人工歯が削れてきて噛み合わせが狂ってしまうことがあるため、定期的に歯医者さんで入れ歯を診てもらう必要があります。
入れ歯を作って終わりではなく、定期検診や予防の大切さを患者さんにしっかりと伝え、作った後のことも考えてくれる歯医者さんは、予後のことも見据えている点から、今後入れ歯に何かしらのトラブルがあった場合にも対応する力がある先生だと言えます。
5. 歯科技工士と密な連携が取れて
いる
入れ歯を最終的に製作していただくのは歯科技工士となります。
診療室で患者さんのお口の中を診るのは歯科医師ですが、そこから得た情報を歯科技工士に伝え、密に連携を取り、仕上げることで患者さまにとって審美的にも機能的にも満足いく入れ歯が出来上がってくるのです。
入れ歯治療は特に見るべきポイント・行う工程が多いことから歯科医師と歯科技工士の連携が治療の質を支えるものとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何をもって入れ歯治療が上手と判断するかが曖昧なため、多少の主観も入っていますが、、いち歯科医師の立場として考えてみました。
今回ご紹介したポイントが質問者さまの参考になれば幸いです。